あなたの腰痛はどんなタイプ?
①ズーンとした痛み(重だるい痛み)
②痺れ(電撃痛、『ウッ』となるような痛み)
③刺すような痛み(ズキンとするような痛み)
④こりのような痛み(ハリがあってだるい感じ)
だいたいこのような症状が生まれてきます。
これらの症状に対して現象と対応する施術方法をご紹介していきたいと思います。
①ズーンとした痛み
このタイプは炎症を弱い範囲で繰り返していることになります。
痛み=炎症になります。
まずこの炎症のサイクルのご説明をさせていただければわかりやすいと思います。
3タイプに炎症サイクルは棲み分けする事になります。
①激烈炎症期
一番炎症反応が強く痛みもはっきりと出ている状態です。
期間は3日〜5日間が一般的に目安とされております。
②炎症期
激烈炎症期よりも明らかに症状が緩和した状態です。
ただまだ炎症反応が残っている状態
期間は3週〜5週の期間が目安になっていきます。
③安定期
症状がもうない状態になります。
ズーンとした痛みはこの『炎症期』のループから抜け出せてない状態を指しています。
なぜ繰り返すのかは?以下が考えられます。
①生活での動作や習慣で『炎症期』を長引かせている。
②骨盤が正常に動かず常に『炎症』を発生させ続けている。(関節が固まると痛みが発生する)
これらがこの症状でのループになりいつまでも改善しない事になります。
②痺れ(電撃痛、『ウッ』となるような痛み)
このタイプは神経症状と一般的に言われますが2つの原因が考えられます。
①神経の自体に直接的ダメージがある場合
②神経の経路(走行)に障害がある場合
この2つはどちらも神経による影響ですが実は全然違います。
①はいわゆる椎間板ヘルニアなどの神経に対して何らかの影響が起こってるケースです。
②は筋肉や関節の構造が神経に2次的な影響を及ぼしているパターンになります。
※坐骨神経痛、脊柱管狭窄症、すべり症など
①はどちらかというと電撃痛(電気のような痛みが走る)に近いものが出てきます。
②はどちらかというと鈍いビリビリした痛みや痺れが出てくるといった感じです。
①と②では神経が影響してはいますが症状の発症のメカニズムが微妙に違うので
改善方法も細かく見極めなければいけない点があります。
③刺すような痛み(ズキンとするような痛み)
刺すような痛みがある場合は急激な炎症が起こった可能性があります。
主に箇所は
①筋肉
②神経
③結合組織損傷(靭帯、腱など)
一般的には①が多いとされております。
①の場合は上記でも説明させていただきましたが『炎症期の期間』を参照していただくといいかと
思います。
詳しい炎症期の期間や筋肉の炎症を再発させるメカニズムなどはこちらを参照していただければ
分かりやすいと思います。
👉腰痛の危険度(クリックしたら飛びます)
②の場合は構造的に問題が起こり神経に影響を及ぼしていると考えれます。
例えば膝が伸びない状況になれば膝裏の神経が曲げ続けられます。その影響で症状が出てしまいます。
簡単に言えば②は関節の動きも関与しているケースが考えれます。
この場合筋肉だけ施術していても一向によくならないケースが多いです。
③の場合は外的なダメージが加わった時に起こりやすいです。
分かりやすく言えば靭帯損傷や肉離れなどが一般的ですね。
ただこれは瞬間的に加わった力が症状を生み出していますが
持続的に長い間靭帯や筋肉に影響を与えて発症するケースもございます。
④こりのような痛み(ハリがあってだるい感じ)
このケースは持続的に腰にハリやコリが生まれているケースになります。
ですので症状が出ている箇所をマッサージしてもまた同じようになっていきます。
問題は骨盤になっていきます。
骨盤が崩れると『姿勢』がおかしくなっていき
その崩れた姿勢の影響で極端に筋肉が影響をうけてハリやコリが生まれていきます。
いわゆる『慢性腰痛』になります。
ケースに合わせた施術法の説明
それではそれぞれの症状に合わせた施術法および対処方法のご説明をしていきたいと思います。
『ズーンとした腰の痛み』
この症状は筋膜といった箇所にトラブルが起こっています。
ですので『筋膜リリース』などといった筋膜を緩める施術が一般的にはベストかと思います。
筋膜とはスーパーで鳥のもも肉を見てもらった時に筋肉の上に膜状のものがあるのですが
それと
筋膜の動きを固くさせてしまう生活の習慣などが必ずといっていいほど存在しているので
それを解決させてあげるといいと思います。
ここでは一般的に筋膜を固くさせる生活での習慣をご説明しておきます。
①座る時間が多い
②歩くことが少ない
③重たいものを持ち上げる事が多い
④前屈みやしゃがみ姿勢が多い
⑤自転車をよく乗る
⑥同一姿勢をよく行う
これらを良くする場合、腰痛につながる筋膜トラブルが多くなっていく事でしょう。
筋膜を緩めるのとこの生活習慣を改善できればクリアが可能になるといったところです。
痺れ(電撃痛、『ウッ』となるような痛み)
続いて痺れについてご説明いたします。
これは一般的に坐骨神経痛や脊柱管狭窄症、ヘルニアといった状態で出るケースが多いです。
共通して言えるのが体の環境が保てなくて出る症状ですので『筋肉』だけの問題だけで起こっているわけではございません。
要素としては
①関節の動き
②筋肉
③生活の習慣
④体にうけた過去のダメージ(捻挫、打撲、骨折、脱臼、交通事故、転落、転倒、手術歴etc….)
⑤症状歴(どれくらいの期間症状が続いているのか?)
この上記の5つが重要になっていきます。
施術方法は
・骨盤や関節の動きを改善させる施術方法(神経に影響してる箇所改善)
※再発させない状態を作ることが重要になってきます。
ですので
症状が出ているところに以下の施術方法だけでは一向に改善していきません。
①マッサージ
②お薬
③注射
④鍼、灸
⑤ストレッチ
⑥筋トレ
いわゆる2、3日したら症状が戻ってくるのは『原因』を解決していないからになります。
ですので『原因』から改善させるために
①関節の動き
②筋肉
③生活の習慣
④体にうけた過去のダメージ(捻挫、打撲、骨折、脱臼、交通事故、転落、転倒、手術歴etc….)
⑤症状歴(どれくらいの期間症状が続いているのか?)
この部分の改善を目的に施術すれば結果が出てきます。
刺すような痛み(ズキンとするような痛み)
これらの症状は上記で挙げましたが
このどちらかで発症しているケースがほとんどです。
①の場合は筋膜を緩めて3週から5週の間に安定期に入っていきます。
もっと正確に言えば3日から5日でズキンとする痛みはかなり軽減していきます。
もう一度炎症期のサイクルを以下に記載しておきます。
・激烈炎症期
一番炎症反応が強く痛みもはっきりと出ている状態です。
期間は3日〜5日間が一般的に目安とされております。
・炎症期
激烈炎症期よりも明らかに症状が緩和した状態です。
ただまだ炎症反応が残っている状態
期間は3週〜5週の期間が目安になっていきます。
・安定期
症状がもうない状態になります。
②神経
こちらが症状としてはじっとしていても改善してこないパターンになります。
施術方法としてやはり以下の問題点をアプローチする必要がございます。
・骨盤や関節の動きを改善させる施術方法(神経に影響してる箇所改善)
・骨盤強化(強化することによって神経ダメージ再発を防ぐ)
このポイントを改善すると神経がダメージを受ける影響がなくなり症状が出る理由がなくなっていきます。
こりのような痛み(ハリがあってだるい感じ)
この症状に適した施術方法は
筋膜リリース+骨盤の改善+歩行習慣(1日7000歩以上歩く)
これで問題解決できていきます。
筋膜を緩めつつ骨盤を正常な状態に戻すと腰のハリとコリが消えていきます。
そして毎日の歩行習慣を作っていくと骨盤が上半身を支える能力が高まっていき
再発させない状況を生み出していくことができるのです。
いかがでしたでしょうか?
そのほかにも『お役立ち情報』の欄にもあなたに役立つ情報をあげておりますので是非
合わせてご覧になってください。少しでもあなたの腰痛や坐骨神経痛などの症状の解決につながることを願います。