腰痛の施術効果を上げるポイント
『歩行』
施術の後に歩くことによって実は関節の中に『滑液』という潤滑剤のようなものが分泌されていくのです。
この『滑液』というのが効果を上げる上でかなり重要な役割を持っています。
関節の構造を理解するといつまでも改善しないといった症状が改善できるまでの道筋が見えてきます。
まずは関節構造の仕組みをお伝えいたします。
①関節包(関節を覆う袋みたいなものです。)
②軟骨(衝撃や関節の運動性をなめらかにする)
③靭帯、腱組織で覆われている(関節の安定性を高める
④滑液
関節は必ず摩擦の運動が発生いたします。
ですので④が分泌されないと関節は途端に摩擦で『炎症』を起こしてしまいます。
よくご年配の方が膝の軟骨をすり減らしてるのはこの『滑液』の循環システムがうまく働かず
関節内摩擦が上がり軟骨損傷に至っているのです。
ではなぜ?『歩行』が施術効果を上げるのかというと
人間の関節は重力を受けた状態で運動をすると関節内に圧力が発生して刺激を受けて
関節内に『滑液』が分泌される仕組みになっています。
この分泌する時間が30分〜43分と言われています。(3分は個体差です。女性、男性、痩せている
、太っているなど)
ここで注意が必要なのですがプールや自転車やルームランナーなどは
重力をきちんと受けていない状態なので関節摩擦が上がり関節損傷のリスクがあるので気をつけましょう。
ですので当院の『関節にフォーカスした施術』を受けた後に歩くと非常に効果的なのです。
アイシング
30分以上の歩行を終えた後に骨盤の『仙腸関節』と言われる場所にアイシングを行うとさらに
改善率がアップしていきます。
一般的にはアイシングをするイメージは打撲や捻挫などの急性的な症状に対してのイメージが強いと思いますが実は炎症(痛み)を軽減させるだけではないのです。
重力を受けて歩いた後関節は必ず熱を持ちます。その熱をアイシングするとどのような変化が起きるのかをご説明いたします。
効果は以下になります。
①アイシングすると滑液が骨に『再吸収』されます。その時に軟骨や骨に栄養を与えて吸収されます。
②関節の安定性を高めます。
③炎症反応のレベルを下げることができます。
④関節の運動性能が上がってきます。
これらがアイシングをする上で一番重要になってくる部分です。
ここで注意があります。
アイシングは必ず『氷』で行ってください。
アイスノンや保冷剤や冷えピタなどでは行わないでください。
それはなぜかというと
氷は気化熱といって溶けながら深部の温度を奪っていく性質があるからです。
アイスノンなどは表面の温度を下げるのみになります。
市場での魚の保存の仕方をイメージするとわかりやすいと思います。
アイスノンで保存はしないはずです。
なぜなら深部まで温度を奪えないので腐ってしまうからです。
このアイシングの目的は関節内の温度を奪うことで上記①〜④の効果を発揮します。
必ず氷でやってみてください。
骨トレ
当院では『関節』一個一個の動きを分析して施術を行います。
一個一個の動きが全てに連動して症状を生み出しているのです。
ですから骨盤だけでも10個以上の関節が連動しているのでそれを一つ一つ元に戻していきます。
ですが施術だけだと毎日来てもらわないといけなくなるので施術後はターゲットを決めた関節を
動かしてきてもらいます。そのメソッドが当院オリジナル『骨トレ』になります。
筋トレでもないストレッチでもない
当院の『関節の動きを取り戻すトレーニング』になります。
以上が施術効果を上げるポイントになってきます。
次は家でできる簡単なセルフケアもご紹介していきたいと思います。
セルフケア
朝起きた時に腰が痛い場合『ミルキングアクション』
朝こしが痛いケースは前日の股関節と骨盤の運動不足といったイメージです。
関節を動かさないと固まりますので朝起きる時に痛むのです。
やり方は
①仰向けになります。
②足首を交互に動かします。
③それを朝起きる前にやります。
④100回を目安にするとかなり楽になります。
肩こり、首こり『合唱体操』
肩こりや首こりは首に問題があるのですが実はもっと下の骨盤が影響しております。
骨盤が崩れると首も崩れてしまうように2足歩行の動物は構造上なっております。
ですのでやり方は
①足を設置させて姿勢を正して座る。
②合唱するように胸の前で手を合わせる。
③そのまま手が離れないように真っ直ぐ上に上げるその際に首も一緒に上げる。
④そこからまた元の位置に戻していく。
⑤それを10回〜20回繰り返す。
慢性的な腰痛『アーサナー』
慢性的な腰痛は骨盤の角度と姿勢が保てなくて筋肉のハリ感が続き痛みと変換され続けている状態を指しております。
ですので骨盤と背骨を連動させて修正してあげると良いです。
やり方は
①四つ這いになる
②天井を見上げながら腰を剃っていく。
③お尻をかかとに近づけていく
④それを10回〜20回繰り返す。
猫背改善体操『坐骨たち』
腰痛に関与してしまう猫背の原因は骨盤と背骨の位置関係にあると言われております。
ですのでその位置関係を毎日トレーニングするとだんだん改善するためのポイントが見えてきます。
やり方は
①足をきっちり設置させて座る。
②前屈みになる
③首→背中→腰 の順番でそらしていく
④10回ほど繰り返す。
急激な腰の痛みに対して有効なケア方法『ダイナミックアイシング法』
いきなりぎっくり腰や急激な体の痛みの場合『ダイナミックアイシング法』がとても有効です。
やり方は
※なければビニール袋でオッケーです。
②痛い箇所をマッサージするように回しながらアイシングする
※写真では服の上からやっていますが実際は肌に直接当てながら行ってください
③20〜30分を2セット インターバル10分を行う
その場で急激な痛みは楽になりますが炎症反応なのでまた再度痛くなってきます。
その際はまた行ってください。
炎症期の期間が決まっています。
激烈炎症期 3日〜5日 とても痛む期間
炎症期 3週〜5週 少し緩和してきている状態 でもまだ痛む
安定期 症状が完全に沈静化した状態
ぎっくり腰などの場合はダイナミックアイスマッサージを必ずやりましょう!
以上が簡単に家でできる自宅ケアでした。
そのほかにもホームページ横にあなたにとってお役に立てる情報を揃えております。
ぜひご覧になってください。