セルフケアの種類
セルフケアにも目的と種類があります。
まず初めにセルフケアの種類を説明したいと思います。
①予防ケア
②痛み緩和ケア
実は上記の2つに絞られてきます。
意外と目的はこれだけなのです。
ですがここで大切なポイントは症状を生み出さない状態までケアするセルフケアは存在しません。
巷ではこれで改善する!と書いてあったりしますが、改善するという定義が曖昧なのです。
簡単に説明すると痛くなる要因をほったらかしにして予防ケアしていてもいつか症状は必ず再発いたします。
痛み緩和ケアをしていても痛くなる事を毎日行なっていてはいずれまた痛くなってしまいます。
ですのでセルフケアで再発せずに痛くもならずにケアしましょう!は少し目的がずれていくのです。
ですが今この場だけ何とかできればそれでいいなら上記2つを一生懸命すれば目的を達成できると思います。
その場合に気をつけなければいけないのはあなたの症状が具体的にどんな状態なのか?
朝だけ痛い、昼から痛くなる、夕方から寝るまでが痛い、前屈み時に痛みが出る、座っている場合に痛む、立ち上がる時に痛む、歩行中に痛むざっと上げただけでもこれだけあります。
実はこれだけでも目的に合わせたセルフケアをしなければいけません。
ですがYouTubeなどで腰痛ストレッチと入れても『腰痛ならこの体操』『腰痛1秒で撃退』『腰痛1分で改善』などのヘッドラインだけではこのセルフケアが一体どんな症状でどんな状態の腰痛に効くのかの説明が全くございません。
下手をしたらやってはいけない腰痛体操をやってしまうおそれもございます。
では具体的にあなたの症状に合わせてどのような体操やストレッチを選べばいいのかをご説明していきます。
慢性的に症状があるものに対して行えばいいセルフケア
だるい、凝る、重いなどの非炎症反応症状
これは痛いなどではなく筋膜の反応による症状
何らかの影響で筋肉に対して影響を与えている状態のものを指します。
これに有効なものは『ストレッチ系』『体操系』セルフケアがいいでしょう。
あまり深く体操の内容を調べなくても症状のある場所に対して行うものでしたら基本的に大丈夫だと思います。
痛む、ズキズキするなどの炎症反応症状
これはすでに何らかの炎症反応と言われる状態になっております。
ここでの選択は気をつけた方が良いでしょう。
何でもかんでもやってしまうと悪化させてしまう傾向になってしまいます。
特に代表的なもので挙げていきますと
①朝起きる時に痛みがある場合は
『骨盤の関節が固まっている状態なので』いきなりストレッチ系
ではなく関節の運動(骨盤の運動)を行う系統のセルフケアが良いでしょう。
②前屈み時に痛みが出てしまう場合は
『仙骨の動きにトラブル』が出ていますので仙骨を動かす体操をチョイスすると良いでしょう。
③腰を反った際に出る痛みに関しても『仙骨の動きと骨盤の動き』が問題になっておりますので
仙骨運動をメインに行う体操が良いでしょう。
④昼から夕方にかけて痛む場合は
『骨盤の機能的な問題』具体的にいうと股関節の動きが悪いので股関節を緩めるストレッチ系などが有効になってきます。
⑤座っている時に痛くなってしまう場合は
『骨盤が広がって腰に負担がかかってきます』そのため骨盤を締める体操系が有効になってきます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
一部症状だけでも載せてみたのですが、それだけでもかなり限定させて考えないと逆に悪化させるものまであるので気をつけなければいけません。
中々個人で判断して行うのは難しいかもしれませんが、セルケアで改善できる範囲の方でしたら上記の内容でも十分対応可能だと思いますので是非ともやってみてくださいね。