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このブログが、少しでも何かのヒントやお悩み解決につながれば幸いです。
コルセットの正しい知識
このブログは以下の事について情報を記載しております。
真剣に悩んでいる方は、最初から順番に読んで、身体への理解を深めてください。
① コルセットはつけたほうがいいのか?
② つけ続けるとどうなるか?
③ 寝たきりになりたくなかったらこの症状の時にコルセットをつけないように!
④ 出産後のトコちゃんベルトで良くなった人はほとんどいない。
以上、このブログでは間違った常識や行動に気づき、正しいコルセットの使い方がわかる内容をお伝えします。
①コルセットはつけたほうがいいのか?
コルセットの形といえば、どんなものを思い浮かべるでしょうか?
イカツイのから幅が広く、ゴムで腰を巻くものから幅広く多様的かつ種類も豊富にあります。
しかし意外と、コルセットについて詳しく紹介しているサイトは少なく、正しい知識を有している先生や治療家の方も少ないのが現状です。
いつの間にか
腰痛になったらコルセットをする。。。
そのような流れになってきています。ひどい所では、腰が痛いと言うだけで「コルセットをつけておきなさい」と一方的に指示されるようです。
皆さんにはきちんとしたコルセットに関する知識を持って頂きたいと思います。
では、実際にコルセット着用による体への影響を説明していきます。
まず一般的なコルセット、幅は細めで普通に巻くタイプです。
一見、巻くと腰が安定して楽になったように感じてしまいます。ですがこのとき、歩行動作の観点からは致命的な現象が起こっています。
まずは少し、歩行動作時に骨盤はどう動いてるかを知っていきましょう。
↓骨盤と足首の連動動作の動画をあげて起きますので、少し見ていただければと思います。
動画にある通り、骨盤と足首の運動が連動して動かなければ、きちんとした歩行動作ができなくなってしまいます。歩行時は必ず骨盤が回転運動を行い、足首はバタバタと上下に動かなければ正しい歩行とは言えません。
足首と骨盤のどちらかに動きの制限がかかると下半身の運動エネルギーの処理ができなくなり、骨盤、膝、足首、腰がかなりの確率で壊れていきます。
もうお気づきかもしれませんが、足首か骨盤がロックすると、大抵は膝が壊れます。
なので実は、膝を治すために骨盤または足首のロック現象を解除してあげることが有効である事も知って頂ければ幸いです。
本ブログのテーマであるコルセットは、どちらかと言うとこの骨盤のロック現象を発生させてしまう事になります。
なので、長時間つけることで膝にも影響が出てしまう事を覚えておいてください。
使うときは骨盤骨折など骨盤自体に運動エネルギーを使わせたくない場合に使用するのが好ましいでしょう。それ以外はほとんど使用しなくていいと見てもらっても良いです。
②コルセットをつけ続けるとどうなるか?
ここで一つ、以下のような症状がある場合は骨盤と足首のロック現象があるかもしれないので、ご注意ください。
長く歩行をしたら腰がだるくなる。痛くなる。
足首がほとんど上がらない。
ほとんど一日中座ってる。
ほとんど歩かない
一日中コルセットをつけてる。寝るとき以外
前かがみにほとんど倒せない
よくギックリ腰をしてしまう。
いつくか当てはまるようなら、一度専門の医療機関に相談するようにしましょう。当院でもご相談できますので何かあればご質問くださいね。
なかには「外すと怖いから、寝るとき以外はずっと付けっ放し」という方がたまにいらっしゃいます。
こういった方は、骨盤のロック現象が長い間続いてるので、足の非荷重症にかかってる可能性がございます。非荷重症とは骨盤自体が何らかの原因で荷重をかけれなくなってしまった状況を指します。
それが長い間続くと、非荷重症によって正常な歩行が崩れていく事になっていくんですね。
この骨盤の動きを意図的に止めてしまうことは、実はかなりの人が日常的に行なっている状況です。
とはいえ歩行自体が正確にできているのか、できていないのかを正しく測ることは、対応している機関が少ないのが現状です。
なぜなら専門でやられている所が未だに少なく、さらに深い知識の勉強が必要になるので、1年2年では身につかないのがその原因だと思われます。
まずは、難しいかもしれませんが、本当に必死に日夜勉強をされている先生や治療家を探されることをお勧めいたします。
③この症状の時にコルセットをつけると寝たきりになりやすくなる。
まずは何でもかんでも「コルセットをつけて治す」という発想を考え直していただければと思います。
なぜコルセットをつけると寝たきりになるか、という過激な題名なのですが、あながちウソでもありません。
よく見かける重度の側湾症や圧迫骨折などはやたらものすごいコルセットを装着させられていますよね。
そして意外と多いのがそのまま装着させられ続けるケースが非常に多く見うけられます。
実はこれほとんどの人が下のように歩行がおかしくなっているケースが多いです。
私の患者さんにも写真のような姿勢で入ってこられ歩行自体がままならなくなってこられた人が多数おられます。
これでは人間本来が持つ歩行機能や体幹の動きが無くなり人本来の歩行からかなり遠ざかってきます。
体を守るつもりが、徐々に体の自由度を奪って行っています。長時間つけられている方のほとんが、最初に比べて息苦しくなったり、体の形が変わってもつけたまま痛くなったきたり、と色々な問題をもっています。
それでも不安だからつけてしまう。という悪循環です。
確かに、分からないと不安になるので、お気持ちは分かります。実際に私も分からないことに対しては、どうしたらいいのか困ってしまいます。
ただし、正しい知識や改善方法を知っている人にめぐり会えれば、さほど問題にはなりません。
その専門分野で勉強されている方を見つければいいだけなんです。
たとえば、腰椎疾患形だけでも本当に様々なので、よく勉強されている方は意外と少ないのも現状です。なぜ側湾症が生まれるのか、側湾症自体も、実は歩行に大きく関わって行きます。
曲がってる箇所が原因なのではなく、その基礎となる土台(骨盤)が大きく関わってきます。
突然ですがみなさん、「地盤がゆるい建物がどうなるか」を想像してみてください。
そうです、当然、建物は傾きますよね?
さらに人体には長時間おなじ姿勢でいると、それをキープしようとする性質があるので、長時間おなじ体勢が続くと、時間をかけて曲がって行きます。
ちなみに、曲がった箇所を無理矢理まっすぐにすれば、元に戻ると思いますか?
むしろ無理矢理もとの状態に戻そうとした時に、カラダ本来の動きを大きく逸脱してしまい、長い期間をかけて歩行自体を壊して行くことになります。結果、最終的には歩くのも大変になってくるんです。
そこで大切になるのが、土台となる骨盤関節です。
骨盤の目的は
①人、本来の歩行を作るのに絶対に必要な部分
②骨盤の能力で上部の構造を変える影響がかなりを占める(猫背や反り腰を直すのは実は簡単)
③体の間接が形状変化している原因には、ほとんど骨盤が関わっている
ここで最初に戻りますが骨盤本来の動きを封じたり阻害したりすると何が起こるか?
歩行機能の消失につながります!
そう、寝たきりになるメカニズムを自ら作っているんです。
なのでまずは、骨盤機能の正常化、能力を上げることを第一に考え、そのうえで運動構造体(上半身)を正しいポジションに持たなければいけない、という事を知っていただければ幸いです。
④ 出産後のベルトで良くなった人は少ない。
ご出産された方なら一度は聞いたり、買ったりした経験があるのではないでしょうか?
しかし、一般的な産後ベルトでは、実はあまり意味がないと言われています。
骨盤を締め上げるだけで、生理的な働きを止めてしまう事になるんです。
前述したとおり骨盤は回転しながらクランク運動をしますが、一般的な産後ベルトではそれが妨げられます。しかし出産後の骨盤は一度離開し定着できてない事になりますので、それもまた生理的な状態ではありません。
ではどうするのか?
答えは簡単です。
骨盤が生理的に動かせて、なおかつ元の状態に戻れる生理的(人間が本来動く動作)ポジションに収めてあげればいいんです。
これには、とあるアイテムを使って行きます。
それはサラシです。
え?って思われた方も多いと思いますが、サラシには骨盤のロック現象を作らないうえに、骨盤のポジションを整える役割があります。
有名な産後ベルトでも、実は骨盤のロック現象を生んでしまい、腰痛を慢性化させてしまう恐れがある事を知っていただければ幸いです。
ベルトによる固定以外でも、ロック現象を作ってしまう例をご紹介したいと思います。
以下のことが思い当たるなら骨盤のロック現象が高い可能性があります。
・歩かない
・デスクワークがほとんど
・エレベーターによく乗る
・車や自転車やバイクなどの移動がメイン
・飛行機によく乗る
・寝たきりになってる
・コルセットを寝るとき以外付けっ放し
・出産後に適切な処置をせずに骨盤が壊れた状態(腰痛が残ってしまった)
※もちろん出産後、普通に生活するなかで骨盤が戻っていく方もいらっしゃいます
以上が代表的な所になります。
いくつか当てはまる方は気を付けましょう。
出産後に腰が痛くなっている場合は、骨盤のクランク運動が少しおかしくなっている場合がありますので、少し治療したほうがいいかもしれません。
専門の医療機関で調べていただければ、早期でしたら重篤化する可能性も低いです。
しかしほったらかしにすると徐々に歩行や姿勢が変わって行き、少しずつ腰や股関節、膝に違和感を感じ始めますので、早く調べるようにしましょう。
お近くに専門の医療機関がなければ当院でも調べる事ができますのでご相談ください。
本日も最後までブログを見ていただき本当にありがとうございました。
少しでも患者さんに必要なヒントや情報を届けたいと思っております。
患者さんが必要な事をしっかり届けたいといつも考えておりますので、また訪問していただければ幸いです。
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